カフェでバイトをするに当たり面接を受けますが、その時には履歴書を提出しなければなりません。
でも普段はなかなか書くことのない履歴書。なにを書けばいいか困ってしまいますよね。特に「志望動機」は重要で、志望動機によって採用か不採用かが決まるといっても過言ではありません。
このページでは店長としてアルバイトの採用をしている私が、カフェバイトに合格するための志望動機の書き方や気を付けたいポイントをお伝えします。1発合格してカフェで働きたい人はチェックしてくださいね!
面接官に「合格にしよう」と思わせることが重要!
志望動機とは『なぜこのバイトを選んだのかという理由』です。「どうしてこの店だったのか」「どうして働きたいのか」を伝える必要があります。
他のアルバイトにも同じように該当しますが、面接官や店長は履歴書の内容や面接時の対応によって採用か不採用か決めます。特に志望動機は履歴書の項目の中でも大事で、面接でも必ずと言って良いほど聞かれる内容なのではないでしょうか。
良い志望動機が書いてあると面接官は以下のように考えるので、採用しようかなと気持ちが傾きます。
・「この人なら長く続けてくれそうだな」と安心する
・「他の店ではなくうちの店で働きたいと思ってくれているんだな」とうれしくなる
面接官はこんな気持ちになると、「合格にしようかな」という気持ちを強めます。
つまり、このように面接官に思わせることが合格へ近づく志望動機の書き方なのです。
合格に近づく志望動機の書き方のコツとは
では面接官に「この人は合格だ!」と思わせるためには志望動機をどう書けばよいのでしょうか。
実は2つのコツがあります。それがコチラ▼
- 「この仕事がしたい」という想いを伝える
- どうして「この店がいい」のかを伝える
この2つのポイント押さえて志望動機を書くだけで、あなたの合格率はグッと高まります。具体的な例も含めて説明していきましょう。
『この仕事がしたい』という想いを伝える
まず、どうして「この仕事」だったのかが重要です。アルバイトといえど、たくさんの種類の仕事があるなかでどうしてあなたは「この仕事」を選んだのですか?
カフェや飲食店は飲食業であり接客業です。
老若男女いろいろな年代の方と接する機会があるため、対人スキルが磨かれたり自然に敬語が使えるようになるといったメリットがありますね。その点を志望動機に組み込むのはおすすめです。
また「人の笑顔が見られる仕事に就きたい」「人が喜ぶ顔を直接見られる仕事が良い」なども良いですよね。
コミュニケーション力が必要になるのはお客さまに対してもですが、一緒に働くスタッフ間でもコミュニケーションをとって働く必要があります。カフェでの仕事はチームプレーなので「みんなで何かを成し遂げるのが好き」な人にも向いています◎
また飲食業として見れば、「将来自分でお店を持ちたいから勉強したい」というのは立派な理由になります。もちろん以前にもカフェで働いた経験があれば、「お客さまのおいしそうに食べる笑顔を見るのが嬉しかった」でも良いでしょう。
どうして『この店』が良いのか伝える
次にどうして「この店」だったのかです。これが結構重要◎
私が16歳の時に初めてのバイト先に選んだのは、とあるチェーン店のカフェでした。その時の面接で店長さんにこう聞かれたのを今でもよく覚えています。
「カフェで働きたいのはよくわかりました。でもどうしてうちを選んだの?この近くには同じようなカフェはたくさんあるよね」と。
ただカフェで働きたいと漠然と思っていた私は言葉に詰まって何も返せませんでした。確かにそのカフェである必要はなかったのです。
「数多くあるカフェの中で、どうして当店だったのか」
面接官はこの答えを知りたがります。
ただカフェで働きたい、接客業がしたいというだけだったら「その店」でなくてはいけない理由ってないですよね。でも面接官はそれでは不安に思うのです。
なので、どうしてもこの店で働きたいんですという想いを伝えましょう。
例えば「ここのコーヒーが一番好きだから」「いつも笑顔で働いているここのスタッフさんと一緒に働きたかったから」などと伝えると良いですね。
面接官や店長は自分の店を褒められると嬉しくなります。無理やり持ち上げて褒める必要はありませんが、「こちらの店はこんなところが素晴らしいと思います。だから私もここで働きたいんです」という形で意欲を伝えましょう。
ただチェーン店の場合は味などのクオリティは全店同じなので「コーヒーがおいしい」など味を褒めるのはイマイチ。「隣の駅にも同じチェーン店があるよ」と言われてしまいますね(汗)
そんな時はスタッフさんを褒めるべきです。「笑顔が良い」「接客が素晴らしい」「いつもトイレがきれいで気遣いができている」など、働いているスタッフさんの仕事ぶりや楽しそうに働いている空気感を褒めるのです。
このように「この店で働きたい」という想いを伝えるためには、実際に応募するお店に出向いてみるのは重要です◎実際にスタッフさんの仕事を見ることでどんな仕事をしているのかもわかるので、できるだけ行ってみることをおすすめします。
実際にグッとくる志望動機の文章(実例)
それではこれまでに伝えたコツを使って志望動機を考えてみましょう。
- この仕事がしたい
- この店で働きたい
この2つが伝わるように文章を考えます。
私がこれまで面接官として数多くの面接を担当してきた中で、グッときた志望動機がありました。そんな志望動機をもとに例文をいくつか作ってみたので参考にしてみてください。
社会に出るための勉強として接客業のアルバイトをしたいと思っています。以前からこちらのカフェには何度か通っていますが、スタッフのみなさんはどんなに忙しい時でも笑顔で接客してくださいます。私もこちらで働いて、みなさんのような接客ができるようになりたいと思い応募しました。
こちらの喫茶店はいつも常連のお客さまでにぎわっています。お客さまもスタッフさんも楽しくお話をされているのを見て、地域の憩いの場になっているだと感じました。私も将来、地域に根付くようなカフェを開業したいと思っているので、勉強させていただきたいと思って応募しました。
以前、チェーン店のセルフ式カフェでアルバイトをしていました。そのお店では機械を使ってコーヒーを淹れていましたが、こちらのお店はお客さまのために1杯ずつ丁寧に淹れています。そのコーヒーがとてもおいしく、私もその技術を学びたいと思い応募しました。
特に決められた書き方はないので、あなたの想いを込めて書きましょう。「働きたい」という想いが伝わることが一番です◎
仕事内容に関係のない志望動機は避けよう
志望動機を履歴書へと書くに当たり、仕事内容と関係のないものは本音でも避けなければいけません。
・自分の家から近くて通いやすいと思った
・電車を使わなくて良いから交通費が浮く
・他のカフェよりも時給が高いのが魅力的
・シフトにたくさん入ってお金を稼ぎたい
このように考えてバイト先を決めるのは当然ですよね。私も本音ではこういった想いでバイト先を探したことは何度もあります。
しかし、履歴書や面接で強調するのは得策ではないのです。
「仕事内容を理解しているのかな?」「長く続けられるのかな?」と面接官が疑問や不安を抱えれば採用は難しくなり、少なくとも良い印象を与えることはできません。
面接でどのくらいシフトに入れるのか聞かれた時に答えれば良いだけですし、わざわざ履歴書で自分にとっての利便性や給与を書くのはなるべく避けましょう。
まとめ
面接官に「合格だ」と思わせるのが志望動機の上手な書き方のポイント◎
- この仕事がしたい
- この店で働きたい
この2点が伝わるように文章を考えてくださいね。
また、志望動機と同様に自己PRも重要な要素です◎こちらの『合格に近づく自己PRの書き方とは?』という記事で書き方のポイントを説明しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
面接官の心をグッとつかむような志望動機を考えて面接を乗り切りましょう!