カフェでバイトを始めようと思ったら、避けられないのは面接。
- なにを聞かれるのかな・・・
- ちゃんと答えられるかな?
- 覚えていったことを忘れちゃったらどうしよう
面接を受けるのは何度やっても慣れないもので、毎回上記のようにドキドキしてしまいます。
でも「面接で聞かれることの答え」をあらかじめ用意して考えておくだけで、ちょっとは緊張が和らいで楽になるものです。
このページでは、いくつものカフェで働いてきた経験のある私が、『面接で聞かれやすい質問とそれに対する模範解答』を紹介していきます。これからカフェバイトの面接を控えている人は必ずチェックしておいてくださいね!
カフェのバイトの面接で聞かれやすい質問7選
カフェのバイトの合格率を上げるために、面接で担当者から聞かれやすい質問内容を把握しておくのは大事なこと◎
面接は緊張するものですが、アルバイトの面接であればそこまで緊張しすぎる必要はなく、普通に会話をするようにウソのない範囲で回答すれば特に問題はありません。
しかし、言い方によっては自分の印象を左右するので、どんな回答をすれば良いのか事前にシミュレーションしておいた方が良いでしょう。
以下では聞かれやすい質問内容に加えて、良い回答と悪い回答の例を幾つか挙げているので参考にしてみてくださいね。
応募理由・志望動機について
A.良い回答例:
料理が好きなので将来はカフェを開きたいと思っています。こちらのカフェではすべてのメニューをいちからちゃんと作られているようなので、料理を作る技術やメニュー作成などの知識を得られると思い、応募しました。
応募理由・志望動機は合否を決める重要な要素◎「この仕事がしたい」「この店で働きたい」という想いを伝える言い方をしましょう。
悪い回答例:
時給が1,000円を超えていて他のカフェよりも高かったからです。
仕事内容と関係のない志望動機はNG!特にお金に関することは印象が悪くなる原因なので避けましょう。
詳しい志望動機の書き方はこちらの記事で詳しく説明しています。
自己PR・長所や短所について
A.良い回答例:
慌て者ですぐに焦ってしまうところがあります。しかし行動する前に一呼吸置こうと心掛けてからは、大きな失敗をすることはなくなりました。
誰でも短所はあるものなので悪いことではありません。大事なのは、その短所を自分で把握していること、そしてその上でどう行動をしているかです。
悪い回答例:
朝が弱いので頻繁にバイトへと遅刻してしまうことです。
朝が弱いのは仕方のないことかもしれませんが、それでバイトへ遅刻してしまうのは完全にNG!遅刻するとわかっている人を雇おうと思う面接官はいませんよね。
良い回答例:
私はコツコツと目標に向かってがんばれる人間です。高校2年生の頃は数学が苦手で赤点に近い点数をとっていましたが、必ず毎日1時間の勉強をするようにしました。その結果、見事志望大学に合格することができました。このお店で働くことができたら、目標に向かってコツコツと努力して売上UPに貢献します。
自己PRとは、あなたの強みを面接官にアピールするもの。自分の長所を伝えたうえで、それがお店にどのようなメリットをもたらすのかを伝える必要があります。
面接官に「この人を雇うとメリットがあるな。得をするな」と思わせなくてはいけないのです。
悪い回答例:
私はよく人に「やさしいね」「一緒にいると落ち着く」と言われます。それは常に笑顔を心がけているからです。バイト中も笑顔を心がけて接客したいです。
一見悪くないように見えますが、自己PRとしては弱く、魅力的な文章ではありません。笑顔を心がけることは接客業で必要なことですが、できてあたり前といえばあたり前です。これではお店にとって「あなた」を雇うメリットは感じにくいでしょう。
また笑顔が素晴らしいことはあなたの魅力になりますが、自己PRで伝えなくても面接を通して感じてもらえれば済む話です。「笑顔を心がけています」と言っておきながら、実際に面接の最中には笑顔が少ないとなれば「本当なのかな?」と疑われてしまうでしょう。
詳しい自己PRの書き方はこちらの記事で説明しています
前のバイトをやめた理由
良い回答例:
以前働いていたお店はセルフサービスのカフェでした。そのためお客さまとの距離が遠く、私の求めているカフェの仕事とは異なりました。こちらのカフェはフルサービスなのでお客さまとの距離も近く、もっと接客スキルを活かせると思っています。
以前のアルバイトを辞めた理由と志望動機をうまく組み合わせた言い方で、面接官の印象が良い回答です◎意欲的な印象も与えますね。
悪い回答例:
職場での人間関係が最悪で働いていて苦痛だったので辞めました。
人間関係がうまくいかずに辞めることは珍しくありません。むしろ本音でいえば、バイトを続けるうえで一番重要な要素と言っても過言ではないでしょう。
しかし、面接で伝えるのは絶対にNG!これは以前のバイト先の悪口を言っているのと同じことです。本当のことであっても悪口を言うのはご法度です。
また、「もしかするとうちのお店でも既存スタッフとうまくいかずにすぐに辞めてしまうんじゃないか・・・」という不安も与えます。どちらにしても印象が良くなる回答ではありませんので、避けましょう。
趣味について
良い回答例:
サッカーや野球などのスポーツ観戦です。
趣味を聞かれたら素直に自分が好きなことを答えればOKです。あまりに突飛な趣味は伝えない方が良いかもしれませんが、読書やスポーツ観戦、料理、ダンスなど無難な答えなら何を答えても問題ありません。
悪い回答例:
特にありません。
趣味に関する質問は直接合否に関係するものではなく、面接官が緊張を解す質問です。「特にありません」では話が終わってしまいますよね。何でも良いから答えた方が良いでしょう。
勤務について
良い回答例:
連絡を頂いた翌日から働けます。
または
2週間後から働けます。
早い日にちから働けるにこしたことはないのですが、正直に具体的な日時を伝えましょう。予定が入っていてどうしても無理な日はある場合はあらかじめ伝えておいた方が面接官もシフトを組みやすくなります。
悪い回答例:
今すぐはちょっと分からないです。
他の用事の予定がはっきりしなくて予定が組めないのは仕方ないのですが、それでも確実に働けるのはいつからなのかを伝えましょう。
このように聞かれることを頭に入れて、あらかじめスケジュールを確認して面接にのぞみましょう。
良い回答例:
平日は夜のみ、休日は終日でシフトを組んでいただければ両立できます。ただ、テストの期間中はできればお休みを頂きたいと考えています。
あなたが学生の場合に聞かれる可能性が高い質問です。学校の時間割やサークルなどを考慮して、無理のないシフトを組んでもらうようにしましょう。
悪い回答例:
バイトを最優先したいと考えています。
アルバイトを最優先事項にして学業を疎かにするのは印象が悪くなるので避けましょう。また、その言葉通りにたくさんシフトを入れられて学校へ行く時間がとれなくなったら困りますよね。
特に大学1・2年の頃は授業が詰まっているであろうことは面接官にもわかりますので、ウソをつかないようにしましょう。
いかがでしたか?
自分の短所などは一見デメリットのように見えますが、答え方によって良いイメージを与えることができます。
自分のイメージを良くしたいからといってウソをつくのは良くありませんが、印象が悪くならない言い方を考えておきましょう。
面接の最後に質問した方が良い?
カフェのバイトの面接では、最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
何もなければ正直に答えれば良く、何か聞きたい場合は以下のような質問がおすすめです。
・合否の連絡はいつ頃になりますか?
・服装や持ち物で用意するものはありますか?
・シフト希望は1カ月ごとの自己申告制ですか?
・働くことになったら最初はどんな仕事からさせていただけますか?
これらは面接官が自ら伝えてくれる可能性もありますが、そうでなければ聞いておくと良いでしょう◎
まとめ
以上、カフェバイトの面接でよく聞かれる質問7選でした。
- 応募理由や志望動機
- 自己PRや長所短所
- 以前のバイトを辞めた理由
- 趣味
- 勤務について
これらは比較的聞かれることの多い質問内容なので、あらかじめ準備しておくと本番でスムーズに答えられるでしょう◎無駄な緊張をしなくても済むので合格率も高まりますよ。
面接の前にもう一度目を通して自分なりの答えを考えておいてくださいね!