カフェの仕事

カフェバイトのキッチンってどんな仕事内容なの?

カフェバイト キッチン

カフェのバイトには色々な仕事内容がありますが、その中の大きな一つが『キッチン』です。対になるのが『ホール』ですね。

キッチンのバイトはかっこいいイメージが強く、憧れている人も多い仕事です。

このページでは実際にカフェのキッチンバイトではどのような仕事をするのか、大変なことは何かをお伝えしていきます。

これからカフェで働きたいという人は必ずチェックしてくださいね!

キッチンの主な仕事内容について

カフェによってキッチン専属スタッフとして入社するケースもあれば、シフトによって「今日はキッチンの日」というようにキッチンポジションに配置されることもあります。

いずれにしても、大まかな仕事内容は以下の通りです。

  • フードメニューの調理
  • 盛り付け
  • 仕込み
  • 洗い物

カフェによってキッチンポジションに一人で配置されることもあり、その場合にはこれらの仕事を勤務中は一人でこなしていくことになります。

複数でキッチンに入る時は役割分担をしながら進めていく形です。

フードメニューの調理と盛り付け

キッチンのメインの仕事内容は調理です。

次から次へと入ってくるオーダーを短時間ですべて提供できるように、同時進行で作っていきます。

もちろんメニューのレシピ工程をすべて頭に入れている必要があり、慣れるまではミスも多くなるかもしれません。

忙しくなればなるほど頭をフル回転させるので、結構大変なポジションです。ただ、慣れてくると考えなくても体が自然に動くようになりますよ。

 

また、どれほどの調理をおこなうかはカフェによって異なります。

個人店とチェーン店を比較すると、個人店は1からすべて手作りする傾向が強いですが、チェーン店はレトルトを使用することが多いです。

ただレトルトといってもスーパーで売られているものではなく、本部が独自に開発したものになります。

レトルトを使うと誰が作っても同じ味が提供できる(味の一定化が図れる)だけでなく、提供のスピードも速くなります。

 

仕込み

仕込みもキッチンの大事な仕事です。

カフェの多忙な時間はランチタイムや午後のティータイムなどがあり、そんな忙しい時間にメニューを1から作るとなると提供に時間がかかってしまいます。

例えばカフェで人気のフレンチトーストは漬け込む時間が必要ですし、ランチメニューの定番であるハンバーグは成形までしておく必要があります。

これらをオーダーが入るごとにすべて1から作っていると、提供までに何十分もかかってしまいますよね。

そこでキッチンスタッフは事前に食材の仕込みを行い、ピークの時間にもスムーズに調理をこなせるように工夫をします

「ランチメニューに付けるサラダ30食分をあらかじめお皿に盛りつけた状態で冷蔵庫に入れておく」なども提供時間の短縮につながります。

 

これらの仕込みはオーダー数を予測して、その数の分だけおこなう必要があります。

仕込みをおこなってもオーダーが入らずに腐ってしまえば、廃棄(ロス)することになるのです。

この仕込み量は日によって変わり、例えば「明日は土曜日で混むから少し多めに作っておこう」「夜は雨でお客さまはあまり来ないと思うから少なくしておこう」など状況に合わせて変更させます。

判断をキッチンスタッフに一任している店もあれば、社員が決めた数を守ることもありますね。

 

洗い物

調理をしたら、もちろん洗い物をしなくてはいけません。

たいていは業務用の食器洗浄機を導入しているので、お皿やグラスの汚れを軽く落としてから洗浄機に入れるだけで完了です。

あとは元あった棚や指定場所に食器を戻すだけの作業となります。

単純で誰でもできる簡単作業ですが、忙しい時には洗い場に次々とお皿が下げられてきて場所がいっぱいになってしまったり、最悪の場合にはお皿が足りなくて提供に間に合わないということがあります。

他の仕事の合間を縫ってこまめに行う臨機応変さ、そして効率的に行うことが求められます。

 

ただし、洗い物は必ずしもキッチンポジションのスタッフが行うわけではありません。

お店によっては洗い物ポジション用にスタッフが配置されたり、ホールスタッフの仕事とされていることもあります。

キッチンの大変な点・デメリットは?

キッチンポジションで大変な仕事は主に調理の仕事でしょう。以下のような大変な点があります。

  • 毎回同じ味を提供しなくてはいけない
  • ケガをするリスクがある
  • オーダーをこなすのが大変
  • 提供が遅れればお客さまからクレームが入る など

キッチンは比較的ホールポジションよりも難易度が高く、経験を積んだスタッフに任されやすいポジションです。

お客さまへの提供が遅れればクレームが入りますし、いつも同じ味を提供するためには大量のレシピをすべて覚える必要もあります。

オーダーが入ると提供の順番をしっかり把握しながら調理をし、スキを見て洗い物を行 う・・・という臨機応変さも求められます。

つまり、キッチンの仕事に求められるものは「正確性」と「スピード」です。

もちろん最初は誰でもうまくいかずにミスをするでしょうが、経験を積むうちにできるようになる人と、いつまでたってもスピードが速くならない人もいます。

そのような人は「キッチンには向いていない」とされてホールへまわされるのが現実です。

>>詳しい「キッチンの大変な点」は別記事へ

キッチンの楽しい点・メリットは?

キッチンの楽しい点はなんといっても、自分が作った料理をお客さまがおいしく食べてくれるところでしょう!

自分が作った料理を食べてお客さまが笑顔になってくれたり、お店の料理を食べに遠いところから足を運んでくれたりするのは飲食店の醍醐味ですよね◎

他には以下のようなメリットがあり、大変なこと以上に得られるものが大きいとして人気の仕事です。

  • 経験を積むことで頼られるスタッフになれる
  • 料理のスキルが身に着く
  • お店によっては調理師免許資格を取ることができる

 

お店によっては調理師免許の資格を取る事も!

飲食店のキッチンで2年間勤務をして「調理経験」を積めば、誰でも調理師免許の受験資格が得られます。

しかし、さきほども説明したようなレトルト調理が主なカフェやフードメニューが充実していないカフェでは2年働いていても「調理経験」とはみなされません!

しかもアルバイトの場合は週4日以上、1日6時間以上の勤務が必要になります。

働きたいと考えているカフェで調理師免許の取得ができるかどうか、面接時に聞いておくと良いでしょう。

調理師免許を持っていると次のアルバイトに活かせるだけでなく様々な飲食業に就職することができます。

また、将来自分で開業したい時にも大きく役立つでしょう◎

ただお金を稼ぐことを目的とするのでなく、調理師免許の取得を目標にすることでモチベーションも上がりますよ!

まとめ

キッチンの仕事は主に調理・盛り付け・仕込み・洗い物の4つの業務をこなします。

慣れるまでは頭が混乱してしまったりミスを連発してしまうこともありますが、そのぶん効率良く仕事をこなせるスキルを得ることができます。

調理経験が積めるカフェで働けば調理師免許を取得することもでき、自分自身のスキルアップにもつながるおすすめのバイトですよ◎