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バリスタはコーヒーへの深い知識を持ち、高い技術力とサービスでお客さまに最高の1杯を提供する職業で、エスプレッソなどのコーヒーを提供するのが主な仕事です。
医師や弁護士のように決まった資格が必要となる職業ではないため、資格がなくてもバリスタとなってカフェで働くことはできます。
しかし、美味しいコーヒーを提供できる一人前のバリスタになるには、バリスタとしての技術が学べるカフェで働いたり、資格を取得するなどして技術を高めていくことが重要です◎
以下では具体的に『どのようなカフェならバリスタとして働けるのか』『バリスタとして成長するために取得したい資格』などについて詳しくお伝えしていきます。
バリスタになるにはカフェで働くことが必須◎
バリスタとなるには、まずバリスタとしての仕事ができるカフェや喫茶店などでの勤務が必要となります。
日本ではカフェで働いている人のこと全員を「バリスタ」と呼ぶお店もありますが、バリスタとして最低限の技術や資格を持っている人のみをバリスタとしているお店もあります。
前者の場合は特別な資格がなくても働くことができますが、その代わりにバリスタとして身につく技術が少ない可能性があります。
そのため他のお店で働こうと思っても「バリスタ」としての経験があると認めてもらえなかったり、将来独立するだけの技術を得られない場合があります。
より本格的なバリスタを目指すなら、バリスタとしての技術が学べるお店で働くべきでしょう。
特にエスプレッソやコーヒーの味・質を重視しているお店はバリスタとして高い技術を持つ人だけが働いているので勉強になります。
そのようなお店で働きながらバリスタとしての技術を磨くと良いでしょう◎
学校へ通うのもあり◎
バリスタとしてのスキルアップの一環のため、また正しい知識を身につけるために専門学校へ通う人もいます。
例えば食専門の学校『レコールバンタン』では週3日通うバリスタコースがあります。
ラテアートなどのバリスタ技術はもちろん資格取得を目指すこともでき、ドリンクメニューだけでなく、フードメニューについても学べるカリキュラムとなっています。
このようなカフェの学校へ通うことで、アルバイトでは身につかない正しい知識や技術を多く学ぶことができます。
また、同じ志を持った仲間に出会えるという大きなメリットもあります◎
しかし、学校へ通うだけでバリスタになれるかというと、そうでもありません。
やはり実際のカフェで働いて実務経験を積む必要があるので注意が必要です。
ただ、学校で知識や技術を習得しておくと、いざカフェで働こうと思ったときにバリスタの即戦力として採用してもらえる可能性は高くなります。
一人前のバリスタになるために学校へ通うことは『絶対』ではありませんが、知識を身に付けられたり、就職をサポートしてくれるシステムもあるので、ひとつの選択肢として頭に入れておいてください。
資格は必須ではないが取得した方が良い理由
冒頭でもお伝えした通り、バリスタになるのに絶対必要となる資格はありません。
資格を持っていなくても、それ相応の技術を持っていればバリスタとして働けますし、名乗ることもできます◎
しかし、よりバリスタとしての技術を高めたい、将来開業したいなどの想いがあるのなら資格取得や大会への出場目指すことをおすすめします。
また資格を取得していれば、自分の技術やレベルを人に示す指針となり、就職などにも役に立ちます◎
バリスタとして取得しておきたい資格はいくつかありますが、有名なのは次の2つでしょう。
- コーヒーマイスター(日本スペシャリティコーヒー協会)
- JBAライセンス(日本バリスタ協会)
特にコーヒーマイスター資格を発行している日本スペシャリティコーヒー協会は、『ジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)』というバリスタの大会も主催しています。
バリスタになれる店の見分け方
これまでお伝えしてきたように、一人前のバリスタになるには高い技術が学べるカフェで働くことが重要です◎
それでは具体的にどのようなカフェがバリスタに向いているお店なのかというと、以下のようなポイントが見分ける指針になります。
- 本格的なエスプレッソマシンを置いている
- 大会出場のバリスタスタッフがいる
- バリスタ資格の取得支援や海外研修を行っている
まずカフェラテやカプチーノを作るのに欠かせないエスプレッソマシンですが、業務用のしっかりしたエスプレッソマシンなどを置いていることが必須です。
家庭用のマシンのようにボタン1つで抽出できるようなものではバリスタの技術は身につかないので、豆を挽いてエスプレッソマシンにセットするところから行えるような機械を置いているお店が良いでしょう◎
また、お客さんとしてお店に行ったときにわかりやすいのが、『ラテアート』を行うかどうかです。
一概には言えませんが、ラテアートができないバリスタはいないと言っても過言ではないくらい、世のバリスタはラテアートの高い技術を持っています。
ラテアートの絵も簡単なものから高度な技術が必要になるものまで様々ですが、より難易度の高い絵を描けるバリスタがいるお店ほど、バリスタ教育に力を入れているでしょう。
さらにその実際に働いているバリスタたちが大会出場実績があるような人たちであれば尚良いですね!
最近は‟世界大会で入賞したなどの実績を持つバリスタが自分のお店を出す”ということが増えてきたので、そのようなお店で経験を積めると高い技術を磨くことができるでしょう。
バリスタ求人の見つけ方
バリスタになるためのお店探しには主に2通りあります。
- 自分の足で働きたいお店を探す
- 求人サイトを利用する
働きたいお店を見つけよう!
先ほどの『バリスタになれるお店の見分け方』をもとに、バリスタとして仕事が学べるカフェやコーヒーショップを見つける方法があります。
自分自身で色々なお店に出向き、自分好みのコーヒーが味わえるお店や尊敬できるようなバリスタが働いているお店を探します。
働きたい!と思えるカフェを見つけたら求人募集をかけているか聞いてみましょう。
運よく求人を出しているケースは少ないかもしれませんが、なかにはインターンシップのような形でバリスタ技術を教えてくれるお店もあります。
求人サイトでの見つけ方
普通にカフェスタッフのバイト求人を探すように、バリスタ求人を探すこともできます◎
大手求人サイトアルバイトEX で『バリスタ』と検索をかけてみると、数多くの求人情報が掲載されています。
しかし、これらすべてがバリスタになれるお店なのかというと、そうでもないので注意が必要です。
詳しい掲載情報や仕事内容を見てみて、研修に力を入れている、資格支援をおこなっているなどと書かれている求人を見つけましょう。
コーヒーやエスプレッソにこだわっていることはもちろんですが、人材育成に力を入れていることが重要です◎
- 資格取得支援制度がある
- 海外研修をおこなっている
- コーヒー豆焙煎工場見学などに参加できる
- スタッフ用コーヒーセミナーを開催している
- 社内バリスタ大会を開催している
こういったお店(会社)はバリスタになるのを応援してくれるお店なので、働くとバリスタの技術を身につけることができるでしょう◎
まずは「カフェ」や「バリスタ」と検索して、詳しい情報を見てみましょう。きっとバリスタとして働くのに向いているカフェが見つかるはずです!